【新華社北京6月13日】シンガポールに本部を置く市場調査会社カナリス(Canalys)はこのほど、2022年第1四半期(1〜3月)の中国クラウドコンピューティング市場に関するリポートを発表した。それによると、1〜3月は全体的に高成長を維持し、市場規模は前年同期比21%増の73億ドル(約1460億3000万円)となった。市場シェアでは、中国電子商取引(EC)大手のアリババグループ傘下のクラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の「華為雲(ファーウェイクラウド)」、IT大手の騰訊控股(テンセント)の「騰訊雲(テンセントクラウド)」、検索大手の百度(バイドゥ)の「百度智能雲(バイドゥAIクラウド)」からなる「四つの雲」のシェアが全体の78.8%を占め、引き続きクラウド市場をリードした。

「四つの雲」の1〜3月の市場シェアは阿里雲が36.7%、華為雲が18.0%で、ともに前年同期より小幅に低下した。騰訊雲と百度智能雲は引き続き拡大した。そのうち、百度智能雲の市場シェアは前年同期比43.0%上昇の8.4%となり、上昇率はクラウドコンピューティング市場全体の伸び率21%の約2倍となった。騰訊雲の市場シェアは15.7%だった。

リポートによると、中国が新型インフラへの布石を強める中、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要が日増しに高まり、市場ではクラウドサービスメーカーに対する新たな要求が出てきている。DXという大きな流れの中で、企業は人工智能(AI)技術を活用したサービスの能力と業界にもたらす業務革新のスピードアップをより重視するようになっている。