片づく理由は、面倒な仕組みをつくらないから!プラス自分が疲れないようにする「ゆるマインド」で、無理せずラクに片づけができちゃいます♪生活感があっても大丈夫。イライラしないコツをご紹介します。

<教えてくれた人>
大塚沙代さん(神奈川県 38歳)
6人家族。5歳、10歳、13歳、17歳。インコ1羽、ハムスター3匹。夫(37歳)とともにDIYを駆使し、賃貸でも好みのインテリアにリノベーションして暮らす。

◎HOUSE DATA◎
築52年/2LDK(51平米)/団地

生活感もアリ!と思えたら毎日が平和に

インテリアが大好きという大塚さん。4人の子どもを「育てるだけで精いっぱい」な時期が一段落したころ、抑え込んでいたインテリア熱が爆発。人気ブログをまねた収納術にも凝り始め、思うように片づかないとピリピリしていたそう。「実家の母から『子どもがいたら散らかっているのが当たり前。一回、気をゆるめないとダメよ』と言われて、そのとおりだと思いました。本来の自分はズボラなんだから、凝った仕組みをやめて自分に合う方法を……と、オープン収納を取り入れるうちに、気持ちが落ち着いたんです。ある程度の生活感って必要なんだと気づいてからは、無理をしなくなったし、片づけでイライラすることもなくなりました」。

片づけに追われない3つのゆるマインド

園児、小学生、思春期の子どもがいる暮らしは、日々変化だらけ。大切なのは自分が疲れないよう「無理せず」「ラクに」を心がけることでした。

1.収納は、家族に聞かれてから決めればいい

家族の行動は、思いどおりにならないことが大前提。だから収納は自分が率先するより、家族の様子に合わせて決めるのがスムーズ。

トレンドワードは「マスクどこ?」。玄関に置き場所をつくりました


毎日のようにだれかしらが玄関でマスクを探していたので、出がけに手に取れる玄関わきのかごにマスクを収納。もう聞かれません!

家族が使う物は家族が通る目立つ場所が正解


末っ子がいたずら盛りのころに、文具と薬をテレビ台の下からリビング入り口の棚の上に避難させたら、思いのほか使いやすく定位置に。

2.おもちゃで足の踏み場がなくても、18時までは気にしない

一時期は、おもちゃが散らかっていると拾って歩いていたけれど、時間を区切って割り切るようにしたら、イライラしなくなりました。

おもちゃはここからあふれたら、自治体に寄付がルール


増える一方のおもちゃは、「実家の自治体に寄付する」というぐあいに行き先を決めておくと、サクッと減らせます。

携帯アラームを「片づけ」の合図に


大塚家の18時は、おもちゃを片づけると同時にペットに餌をやる時間。お世話とセットにすることで「お役目」を自覚してもらう作戦。

3.面倒なことは、やめちゃう

収納に凝っていた時期は、白で統一したり、人別に分けたりして、余計な管理をしすぎていた部分がありました。やめてみたらスッキリ!

書類は「ここを探せばある」状態でヨシ


学校プリントは人別に色分けしたバインダーにファイリングしていたけれど、出し入れが面倒で挫折。人別クリアーファイル+引き出しの収納にしたら、管理がラクに。

食材は1つの引き出しに入るだけがラク


コストコでまとめ買いをしていた時期もあったものの、ストックする場所に困って「わが家では無理」という結論に。食材の買い置きは最小限のほうが、把握しやすくて◎。

歯ブラシ収納はシンプルなスタンドが洗いやすくて最強


以前使っていたのは、扉つきで歯ブラシが隠せる白い収納ケース。見た目はおしゃれだったのに、洗いにくくて不衛生になってしまい処分。シンプルなスタンドにたどり着きました。

"よく使う物だけ"は、「一歩も動かない」場所にしまう

キッチンは、その狭さをプラスに変えたくてカウンターをDIYし、コックピットのように。すぐ手に取れて、すぐ戻せるから散らかりません!

フード内に鍋のふたを引っ掛け


レンジフード内の形状(使ってない棒が元々あった)を利用して、鍋のふたの収納場所に。フードのフチと棒の部分に、ふたを引っ掛けています。

毎日何度も使うツールはマグネットでつるす

卵を溶いたり調味料を混ぜたりするミニ泡立て器、ピーラーなど、料理のたびに使うツールは特等席へ。シンクの前に立ったまま右手を伸ばせば届く位置です。

調味料はコンロの真後ろだから、振り向けば取れる!


砂糖、塩、スパイスなどの調味料はシンクやコンロまわりに置き場所がないので、真後ろを活用。ちなみに、しょうゆなどは冷蔵庫です。

毎日の食器は、配膳台の下に


みそ汁は鍋ごと配膳台に置いて、各自でよそうから、お椀の収納はここがベストポジション。お気に入りの食器や大皿は、カウンター前にある食器棚へ。

料理のための"作業台だけ"は、スペースを確保する

子育てが最も大変だったころは、料理をするのが嫌すぎて、おなかが痛くなっていたことも……。やる気をキープするのが大切だから作業台だけは空けておきます。

洗いかごはつるせば場所をふさがない


シンクまわりで場所を取る洗いかごは、竹製を選んでつるす収納に。洗う食器が多くてかごに入りきらないときはクロスを敷くことも。

ツールは隅っこにギュッとまとめて立てる


しまう場所もないし、並べておいたほうが使いやすいから、基本、道具はオープン収納。サイズをそろえて立てるとコンパクトに。

"私が大変なことだけ"は、子どもに自分でやってもらう

いちばんの苦手は食器洗い。そして子どもが散らかしていちばん気になるのは洗濯物。だからその2つは、なるべく手放す方向に。

コップは1人1つの専用にしたら、各自で洗うように


以前の子どもたちは使いっ放しで、コップがたりなくなるとお椀で水を飲んでいたほど!延々とコップを洗うことに限界がきて専用制を導入。

洗ったコップの置き場所を決めておくのがコツ


洗ったあとの置き場所がわからないと、面倒になって洗わなくなってしまうので、コップ用の水きりラックを、シンクの上にDIYしました。

洗濯物はたたんだら、部屋の前に置くだけ


服は自分でしまわないと、どこに何があって何を着るのかがわからなくなるから、大塚さんがするのはたたむところまで。あとは子どもにお任せです。

家族みんなが"同じ数だけ"にすると、自然に片づく

増えると場所を取る物は、大人も子どもも同じ数にすると、平等だからみんなが守って管理するのがラクになります。

靴は奥行き20cmのオープンラックに1人5〜6足まで


玄関に備えつけの靴箱を、大家さんの許可をもらって撤去し、ラックをDIY。オープンだから子どもも出し入れしやすく、玄関に脱ぎっ放しが減りました。

タオルは1人1枚を、毎日洗濯乾燥。使う→しまうまでが、この場所で完結


枚数を少なくして、洗面所にある洗濯乾燥機の上をタオルの定位置に。使う、洗う、たたんでしまうを、洗面所内だけで繰り返せるのがとてもラク。

参照:『サンキュ!』2020年10月号「片づけは今できることだけやればいい」より。掲載している情報は2020年8月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部