天気の悪い雨の日は、部屋の中に洗濯物を干しているという人も多いと思います。しかし、そのときに気になるのが「洗濯物の嫌なにおい」。部屋全体にその臭いが充満すると、とってもブルーな気持ちになりますよね。そんなイヤ〜なにおいを防ぐ良い方法はあるのでしょうか。お掃除のプロに聞いてみました。

<教えてくれた人>
尾崎真さん
おそうじ本舗の技術責任者。ハウスクリーニング技能士の国家資格を持ち、「お掃除のプロ」としてさまざまなメディアで活躍中。

洗濯物のにおいの原因は?

「洗濯物がにおうのは、生乾きが原因というより、洗濯槽のカビや雑菌が洗濯物につき、増殖するせいです」(尾崎さん)。密閉空間で多湿な洗濯槽の裏は、臭いの原因となる菌やカビの温床。洗濯機の中に汚れた服を長時間入れっ放しにするのもNGです。

カビの増殖を抑える方法は?

洗濯機のふたは24時間開けっ放しに!

使わないときは洗濯機のふたを数㎝でも開け、通気性のいい状態をキープ。汚れた洗濯物はランドリーかごを活用し、洗う直前まで洗濯機に入れないことが、菌の繁殖を防ぐコツです。

★さらに効果的!

どの家の洗濯槽にもほぼカビが生息しているので、2〜3年に一度はクリーニングしましょう。
①洗濯槽を50℃の湯で満水にし、粉末の酸素系漂白剤600gを溶かす
②洗濯機を回し、排水前に停止させて2〜3時間放置
③浮き出た汚れをすくって脱水し、新しい水に替えて再び洗濯機を回す
①〜③を数回繰り返します。プロに頼むのも手ですよ。

厚手のバスタオルは下から風を当てる

洗濯機のカビが付着した厚手のタオルは、生乾きになると臭いが発生。サーキュレーターや扇風機で下から風を当てると、乾くまでの時間が短縮され、菌の増殖を防げます。風がまんべんなく当たるよう蛇腹干しにしましょう。

★さらに効果的!

取れない臭いには「つけ置き作戦」で菌を一掃!がんこな臭い菌にはつけ置きが効果的です。洗面器に50℃の湯を入れ、粉末の酸素系漂白剤20gを溶かし、タオル類をつけて2時間放置するだけ。洗濯機ですすいで干せば完了!

残り湯を使うなら「酸素系漂白剤」をプラス

残り湯は雑菌のスープのようなものなので、梅雨の時期は使わないのが理想。もし使う場合は、抗菌・防臭効果のある酸素系漂白剤を入れると、菌の増殖を防げます。残り湯は洗いのみに使い、すすぎは真水で行いましょう。

植物由来のエコ洗剤より「合成洗剤」がおすすめ

小さい子どものいる家庭などで使われる植物由来や無添加の洗剤。実は服の土ボコリなどと同様、菌やカビを増殖させる可能性が。梅雨の時期は、除菌力がしっかりした合成洗剤にシフトするのが◎。

湿気の多い季節は、より菌が繁殖しやすいので注意が必要です。使う洗剤や乾かし方を工夫して、臭いの発生を防いでいきましょう。

参照:『サンキュ!』7月号「最高にラクな臭い・カビ・ダニ・G対策」より。掲載している情報は19年5月現在のものです。
撮影/大森忠明 構成/RIKA 取材・文/鹿島由紀子 編集/サンキュ!編集部