13日午後11時7分ごろ、宮城県南部、福島県の中通りと浜通りで震度6強の地震があった。東北から関東の広い範囲で負傷者が確認され、最大90万戸超が停電し、各地で断水も。交通機関のダイヤも乱れた。被害を伝える写真をまとめた。(47NEWS編集部)

 気象庁によると、10年前の東日本大震災の余震とみられ、今後1週間は震度6強程度の地震に注意が必要としている。東北沖を震源とする最大震度6強の地震は、2011年4月以来。東日本大震災から、もうすぐ10年。深夜の揺れに、住民は「同じ揺れ」と声を震わせた。

 地震発生時に仙台市青葉区のコンビニで働いていた男性従業員は「ゴゴゴという地響きがして、東日本大震災と同じぐらいのものすごい揺れだった。怖かった」と表情をこわばらせた。陳列棚から落ちた酒瓶が割れたという。福島県南相馬市の旅館では強い横揺れが数分間続き、食堂の棚が開いて食器が散乱した。自宅2階で寝ていた福島県いわき市の女性公務員も、10年前が頭によぎった。「思い出して怖かった。子どもたちをすぐに見に行った」。

 福島県では開設された避難所に身を寄せる人も。同県では70カ所の避難所が開設され、新型コロナ感染症の予防対策を取りながら、最大200人超が身を寄せた。同県では少なくとも住宅10棟が一部損壊した。

 夜が明けると、さらに被害が見えてきた。

 東北から関東の広い範囲で最大90万戸超が一時停電。断水が続き、医療機関も影響を受けた。

 新幹線のダイヤも乱れた。JR東日本によると、線路脇に設置された電柱が傾くなどの被害が見つかった。東北新幹線の那須塩原―盛岡間と、秋田新幹線の全区間の運転を15日まで見合わせる。

  福島県の常磐自動車道相馬インターチェンジ(IC)―新地IC間では道路脇の山肌からごっそり崩れ落ちた土砂が反対車線まで流れ込み、数十メートルにわたり車線を覆った。