タイヤとは、クルマと路面が接する点に位置するパーツであり、その性能は、安全性はもちろんだが、快適性を含めた走行性能全般に大きく影響を与える。特にデリカD:5においては、乗り味や走行性能といった面でのタイヤの存在はさらに大きい。そもそもデリカD:5は重心が高く、サスペンションストローク量を大きく稼げることから、ゆったりとした動きを乗り味として作り上げている。それは絶妙なバランスによって作り上げられており、それゆえに、タイヤを変えただけで、乗り味はがらりと変わってしまうものだ。たとえば、グリップが欲しいからとサスペンションを変えることなくグリップ力が高いタイヤを組み合わせてしまうとする。すると、タイヤに与えられていた曖昧さが消え去ったことで、妙にタイヤだけ踏ん張る分、相対的にシャシーがやわになったかのようにロール感だけが逆に強調されてしまうことがある。こうなると、コーナーでナチュラルなロールを出すために、乗員に気を遣うハンドリングを強いられるのだ。
 一方、オフロードの走破性を語るならタイヤはさらに重要な存在となる。なぜなら、優れた4WDシステムであっても、タイヤがグリップしなければ、走破性を語ることはできないからだ。
 愛車のキャラクターを知り、タイヤの性能を熟知し、そしてシャシーを含めたバランスを考えること。それが正しいタイヤ選びへとつながるのだ。

◆タイヤ交換のメリット

スタイルアップ!

純正タイヤは、あまり自己主張しないトレッドやサイドウォールデザインを採用している。これに対しアフターのタイヤは、種類によっては荒々しいトレッドを採用していたり、ホワイトレターのデザインを採用していたりで、デリカD:5をワイルド、あるいはスマートに演出する効果もある。ちなみに、今のタイヤはどれも性能が良いので、デザイン重視で選ぶのもありだったりする。

走行性能アップ!

アフターのタイヤはオールラウンドな性能を確保しながらも、どれか一つの性能を重視して設計されたものが多い。たとえば「マッドテレーンタイプ」などは、日常の快適性能に加えて、オフロードでのトラクション性能を強めたモデル、という具合に。自分の走りや使い方に合わせタイヤを選べば、さらなる走行性能アップにつながるのだ。ぜひ、検討してもらいたい。

燃費向上!

アフターパーツとしてのタイヤ、最近、重視されるのが燃費性能だ。転がり抵抗を減らす設計により、純正タイヤ以上の燃費向上を図ることができる、というわけだ。デリカD:5の履けるSUV用タイヤにも、こうした燃費重視のエコタイヤは登場してきている。しかも、もちろんSUVとしてのオールラウンド性を損なわずに。なんだか良いとこ取りタイヤみたい…。環境派は要注目だ!

◆タイヤの種類

M/Tタイヤ系

荒々しいトレッドパターンを採用し、オフロードでの強力なトラクションを実現する。純正よりは若干、ロードノイズが大きく、乗り心地にもゴツゴツ感があるが、オフ性能の高さを思えば許容できるレベル。荒れた路面に自信を持って踏み込める4WDタイヤの代表選手。

【こんな人にお勧め】

オフロード走行を楽しみたい人にオススメなのはもちろん、釣りなどのアウトドアレジャーで、もう一歩、自然の奥に踏み込みたい人にはぜひ選んでほしい。また最近のMTはオンロード性能にも優れる。

H/T&R/Tタイヤ系

オンロード性能にこだわっているのがHT(ハイウェイテレーン)&RT(ラギットテレーン)。純正タイヤもオンロード指向が強いものだが、それ以上にコンフォートに、また操縦性を高めることを重視。ただし、もちろん純正レベル、あるいはそれ以上のオフロード性能も確保している。

【こんな人にお勧め】

デリカD:5を選んだのは、冬のレジャーのため。それ以外の季節は、街乗りや高速道路の移動がほとんど、なんて方に。冬場はスタッドレスタイヤ、それ以外はH/TやR/Tを使っている方は意外と多い。

A/Tタイヤ系

純正タイヤのオールラウンドなキャラクターを、そのまま全性能、グレードアップさせたのがオールテレーン。オンロードの優れた快適性を維持しながら、とくにオフロードでのグリップ力を純正に比べ大幅にアップ。林道などの荒れた路面でもタフな走りを実現する。

【こんな人にお勧め】

MTより若干、オフロードのグリップ力は落ちるが、それでも耐カット性に優れるなど、ラフな道での安心感は抜群。デイリーユースでもタイヤノイズやゴツゴツ感が少ないので、週末に少しオフロードを走ることもある人にお勧め。

◆タイヤサイズの違い

 純正タイヤは、街乗りから高速道路走行、軽い降雪や雨天などの悪天候路、そしてライトなオフロードまで、オールラウンドに対応できるキャラクターを持っている。これに対しアフターのタイヤは、それら全般を性能アップしたり、どれか1つの性能を重視して、走りのキャラクターを明確にしたり…。そんなふうに、デリカD:5の走りを変えてくれる力を持っている。自分のデリカD:5に乗り込んでみて、どうも走りが物足りないな…スタイルをもう少しどうにかしたいな…と思ったら、まずはタイヤを変えてみてはどうだろう?ゴツいデザインのタイヤは、愛車のドレスアップにも一役買ってくれるはずだ。
 デリカD:5の純正サイズだが、Mグレードには「215/70R16」、Mグレード以外のGグレードやPグレードは「225/55R18」となる。後者の方が若干、太く、またロープロファイルなので、ハンドリングの良さなどでは有利だ。ただし前者の70扁平は、林道などでも乗り心地が良く、ラフな道でもホイールをヒットしにくい、というメリットがある。もちろん、外径自体は両者であまり変わりない。アフターのタイヤを選択する際は、この両サイズを基準として考えればいい。18インチから16インチとか、16インチから18インチへもありだし、16インチと18インチの間をとって17インチという選択肢もある。スタイルの変化も楽しめるので16インチ、17インチ、18インチをぜひ検討してみて欲しい。

16インチ 235/70R16(FALKEN WILDPEAK A/T3W)

17インチ 225/70R17 BFGoodrich All-Terrain T/A KO2

18インチ 225/60R18 TOYO TIRES OPEN COUNTRY R/T

18インチは、近年注目度が高くなっているOPEN COUNTRY R/T。17インチは、16インチ人気をホワイトレターで切り開いたBFGoodrich All-Terrain T/A KO2。そして、16インチは、デリカオーナーから熱い視線を受けているWILDPEAK A/T3Wだ。どのサイズを選択しても間違いはないが、デザインや大きさで印象がこれだけ変化することを覚えておいて欲しい。
■撮影協力
  • ROAD HOUSE:https://roadhouse.co.jp/
  • JAOS:https://jaos.co.jp/
  • AUTO FLAGS:http://www.autoflags.co.jp/
  • TOYO TIRES:https://www.toyotires.co.jp/
  • BFGoodrich:https://www.bfgoodrichtires.co.jp/
  • FALKEN:https://www.falken.co.jp/
  • RAYS:https://www.rayswheels.co.jp/

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