『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が6月6日に放送され、街の怪しいおじさんを調査する様子が描かれた。

【映像】“人形を抱っこして歩き続けるおじさん”が探偵に抱きしめられ涙を流す様子

 視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「まちの奇奇怪怪おじさん」は、番組に寄せられた“怪しくて近づきがたいおじさん”の出没情報を元に調査。出没情報は大阪市の女性(42)と東京都の男性(32)から寄せられた次の2通だ。

『私が買い物してるとき、赤ちゃんのように人形を抱っこして歩き続けるおじさんがよく出没します。そのおじさんは椅子に座ったり休んだりすることもなく、いつ見ても人形を抱っこして歩き続けています。気になって仕方ありません』

『私の家の近くの道路で、ピンクのスカートを履き、女性用のカツラをかぶって女装しているおじさんが颯爽とランニングしている姿を毎日のように見かけます。とにかく目立つおじさんで、肌は日焼けで真っ黒、足は鍛えてムキムキ。なぜわざわざ女装して走っているのかが謎です。調査をお願いします』

 さっそく、真栄田賢探偵は“人形を抱っこして歩き続けるおじさん”の出没情報がある商店街へ。すぐに発見するも、なかなか話しかけられない。意を決して声をかけると、人形は「さくら」という名前のひ孫だと紹介する。

 話すうち、おじさんは「育ての親から勘当されて、生みの親の方に戻された」と複雑な生い立ち、さらに「心にポカンと空いた空洞があった。偶然骨董用品店で(人形と)出会って、心の空洞が埋まった」と語る。

 続けて、「おれはもらい子だった」「ずっと家族がほしかった」と明かし、真栄田探偵は抱きしめた。おじさんは「ありがとう、ありがとう」といい、涙を流した。

 そして、真栄田探偵は“女装ランニングおじさん”の出没情報がある道路へ。走っている姿を発見し、接触に成功。話を聞けば、自称“まー子”さんは結婚をしていて、子供は3人いる。子供からは「見て見ぬ振りをされる」、奥さんは「女装に全く触れない」といい、家族との会話はあまりないそうだ。

 まー子さんは「家族から『このままいていいよ』って言われるのをずっと待っているが、受け入れられるかどうか…いつか言ってほしい」と望み、走り去って行った。真栄田探偵は、「自分という芯を貫いた人生を歩んでる人だ」と語った。

 この映像をスタジオで見届けた、教育評論家の尾木直樹は「やっぱり男性の方はみんな寂しい。自分の存在意義や居場所を確保したいのではないか」とコメントした。