22日の国会で、選択的夫婦別姓問題に関して質疑していた国民民主党・玉木代表に対する“ヤジ”がいま物議を醸している。

20代の男性から受けた相談として、「交際している女性から『姓を変えないといけないから結婚できない』と言われそうだ」と説明する玉木代表。「夫婦同姓も結婚の障害になっている」と続けると、ヤジに対して「いまヤジで『だったら結婚しなくていい』という話があった。結婚数や結婚率を上げていくことが、国難突破の少子化対策になるのではないか」と指摘した。

 このヤジの発言者は誰だったのか。玉木代表は「自民党席から、ある女性議員から『だったら結婚しなくていいじゃないか』とヤジが飛んできたことは非常にショックだったし、こういう自民党に任せていたからいまのような少子化が止まらなかった」とコメント。これに対し、自民党の二階幹事長は「言った人の本当の意見を(聞かず)断片的にヤジで聞いて、『議場でどう聞いたか』と言われてもそれほど重大な関心を寄せているわけではない」とした。

 与野党の関係者によると、疑惑のこの女性議員が杉田水脈衆院議員だと言われているという。杉田議員は過去、「LGBTカップルは子どもを作らない。つまり生産性がない」などと発言し、波紋を呼んだ。

 今回の発言は本当に杉田議員によるものなのか。真意を確かめるべく23日朝、自民党本部で直撃すると、杉田議員は終始電話中の様子。記者からの質問を見事にかわし、そのまま車に乗り込んだ。

 「ヤジは国会の華」とも言われるが、フリーライターの石戸諭氏は「仮に彼女の発言だとして、彼女がそういう考え方の持ち主だというのは、自身が本にも書いているし誰もが知っている話。それはいいとして、ひとつすごく残念なのは、ヤジは言うのにこういう場では途端に説明をしなくなるところ」と指摘する。

 また、「いくら党の方針と違ったり政権の考え方との矛盾を追求されたとしても、それに答えがあればいいというのが僕の考え」とした上で、「信念を持って政治活動をやっているのなら、ここで堂々と『自分はこういう考えだ』とカメラの前で言えばいい。議場でヤジは言ってもいいけど、ここで言わず逃げているのがダメだ」と苦言を呈した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)