【AFP=時事】ボクシング、世界ライト級4団体統一戦が17日に行われ、テオフィモ・ロペス(米国)が判定3-0でワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を破り、統一王座に就く波乱があった。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、観客の入場が禁じられた米ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターでキャリア最大の大一番に臨んだロペスは、前半に主導権を握ると、終盤に反撃を許してスリリングな最終ラウンドを迎えたが、119-109、117-111、116-112の判定で勝利した。しかし点数では大差が付いたが、実際にはもっと接戦に見えた。

 IBF王者のロペスは、これでWBCとWBO、WBAのベルトを獲得し、ロマチェンコに6年ぶりの土をつけた。戦績は16戦全勝で無敗を維持し、23歳での4団体統一は史上最年少となった。ロペスは「世界を乗っ取る準備はできている」とコメントした。

 ニューヨークのブルックリン生まれのロペスは、2016年のリオデジャネイロ五輪を最後にプロへ転向し、2019年12月にリチャード・カミー(ガーナ)を2回TKOで破ってIBFのベルトを奪取。今回が初防衛戦だった。

 一方、2018年にホルヘ・リナレス(ベネズエラ)に勝利してライト級の王座を獲得したロマチェンコは、4度目の防衛に失敗した。超が付くほどのスロースターターのロマチェンコは、この日も立ち上がりが悪く、有効なコンビネーションを7回か8回までヒットさせられなかったことが大きく響いた。戦績はこれで14勝2敗となった。

 判定に憤り、スコアが発表されるとすぐさまリングを去ったロマチェンコは「勝ったと思った」「前半は相手の方が多くラウンドを取った。後半は自分が取った。判定には納得がいかない」と話している。 【翻訳編集】AFPBB News