【AFP=時事】米娯楽大手ウォルト・ディズニーがアジアで経営するディズニーランドでは入場者の飲食物持ち込みが禁止されている一方、欧米では禁止されていないのは不当だとして、中国人学生が同社を提訴した。

 提訴したこの学生は、上海ディズニーランド内に食べ物を持参することを禁じられ、園内で「価格がつり上げられた」食品の購入を強制されたことで「権利が侵害された」と主張している。

 米仏にあるディズニーランドでは、入場者は外から食べ物を持ち込むことができるが、東京と香港、上海では認められていない。

 一学生が大手ディズニーを相手取って起こしたこの訴訟は、ソーシャルメディア上で広く支持を集めている。中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」では、「ディズニー、飲食物の持ち込み禁止で提訴」と中国語で書かれたハッシュタグ付きの投稿が6億回以上閲覧され、数万件ものコメントが寄せられた。

 中国共産党の機関紙「人民日報」は14日、「消費者の権利と利益を保護する」必要性に触れ、欧米とアジアの間に「二重基準」が存在することに疑問を呈した。

 世界の二大経済大国である米中の貿易戦争は続き、両国の緊張は高まる一方となっている。

 AFPは上海ディズニーランドにコメントを求めたが、回答は得られなかった。 【翻訳編集】AFPBB News