豊富な知識や経験を持つ高齢者に、生涯にわたって社会参加してもらおうと、和歌山県は「わかやま元気シニア生きがいバンク」を創設した。活動したい高齢者と、社会貢献活動などで助けを借りたい企業団体を橋渡しする仕組みで、7月1日に運用を開始する。

 「生きがいバンク」は県の委託で、県社会福祉協議会が運営する。活動を希望する高齢者と、地域清掃や自然保護などの社会貢献活動について依頼したい企業団体などが登録。企業団体がバンクのホームページ(HP)上で高齢者の登録情報を検索し、事務局を通して登録者と連絡を取り、活動可能かどうかや日時、内容、謝金などを打ち合わせる仕組みになる。

 登録できる高齢者は、おおむね60歳以上の県内在住者で、グループや団体でも可能。HPでは「福祉・介護」「スポーツ・健康づくり」「学習・教養」など活動を希望する分野や活動可能地域、自己PRなどを公開する。一方、活動依頼できるのは個人を除く、県内の企業団体や学校、地域など。

 高齢者から登録を受け付けている。現在は郵送やファクスだけで、7月1日からはパソコンやスマートフォンからでも登録可能になる。

 県高齢者生活支援室は「高齢者の社会活動が活発になることで、生きがいや健康づくりにつながる」と話している。

 問い合わせは生きがいバンクの事務局、県社会福祉協議会地域福祉部(073・435・5214)へ。