和歌山県串本町の串本古座高校は本年度、地域包括的支援部を新しく設けた。地域を知り、地元の人との結び付きを強くすることを目的に、地域の特産物のPRと地域ボランティアを2本柱に活動していく。PR活動では各班に分かれ、11月に串本校舎(串本町串本)で予定されている文化祭バザーでの出店を目標にしている。

 同校では本年度から、普通科の中にグローカルコースを新設。大規模な学校改革の一環として、グローバル(世界基準)な視点を持ったローカル(地域)リーダーの育成に力を注ぐことを目的としており、クラブ活動でも地域活性化に貢献し、地域の未来を考えるようにと地域包括的支援部を新しく設けた。

 部員は現在、串本校舎の1、2年生30人。文化クラブでは最多人数だという。PR活動では、地域の特産物、トルコ文化、ジオパークの3班に分かれ、文化祭で特産品の販売や体験を提供することを目標に、取り組みを進めている。地域の特産物については、地元のサツマイモ「なんたん蜜姫」、串本の漁業・海産物、古座川のユズの3班に分かれ、関係者から話を聞くなどし、魅力のPR方法を模索している。これとは別に、任意参加のボランティア活動では、地域でのごみ拾いや、同校にある避難路周辺の草刈りなどをしている。

 なんたん蜜姫班は、どんな商品にしてバザーで販売するかを考えたり、同町潮岬の畑でなんたん蜜姫を栽培している町地域おこし協力隊に話を聞いたりしている。16日には、串本校舎内の花壇に畝を作り、苗植えの準備をした。19日に部員5人が潮岬の畑を訪れ、隊員から苗の植え方や水やりの仕方などについて教わり、雑草抜きも体験した。