和歌山県田辺市北新町、菓子店「菓心 富美堂」の店主森山昌彦さん(69)が、全国和菓子協会が選ぶ、優れた製造技術の伝承に尽くしている「伝統和菓子職」に認定された。

 同協会は、和菓子の振興を目的に職人を評価する「選・和菓子職」という制度を設けている。「伝統和菓子職」と、創作的な和菓子作りの技術を持つ「優秀和菓子職」の2部門がある。

 伝統和菓子職は、県菓子工業組合などの推薦により、書類や実食審査を経て認定される。これまでに全国で38人が認定されており、5回目の本年度に森山さんを含む7人が加わった。県内で認定されたのは「伝統」「優秀」を含めて森山さんが初めてという。

 森山さんは「材料にこだわって作り続けてきた。これからも自分が満足できるものを作り、お客さんにおいしいと言ってもらいたい」と話している。