和歌山県の串本町と古座川町の古座川流域で22、23日に営まれる河内祭に向け、中学生がレースを繰り広げる「櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)」の練習が始まっている。今年は古座中学校(古座川町高池)の男子生徒26人が参加し、2隻の櫂伝馬に分かれて速さを競う。

 かつては串本町古座の上之町、中之町、下之町に住む中学生が上(黄色)、中(青色)、下(赤色)に分かれ、法被や鉢巻きなどで色分けして3隻で競っていた。15人乗りだが、こぎ手の希望者が多く、それ以上乗っていることもあったという。しかし、子どもが減って古座地区だけでは足りず、古座中の生徒が参加するようになり、2013年からは生徒数の減少で櫂伝馬を2隻に減らしている。櫂伝馬は毎年、3隻のうち2隻を順番に使っており、今年は中と下を出す。

 練習は17日から始まった。18日の練習では、櫂伝馬競漕に出たことのある祭り関係者が、櫂伝馬へ生徒と一緒に乗り込んでこぎ方を指導した。生徒は「息を合わせて」「後ろの人の動きを見て」などのアドバイスを受けながら、徐々に櫂の動きが合うようになった。

 櫂伝馬のかじ取り役「艫櫂(ともがい)」は2隻とも3年生が務める。中の浜新之介君(14)は「自信はないけど、残りの練習でどうにかなると思う。楽しくやることが一番だと思うので、みんなで楽しくやりたい」と話し、下の下路礼旺君(14)は「かじ取りはまだまだだけど、練習を頑張りたい。本番も力を合わせて頑張りたい」と意気込む。