第4回東アジア農業遺産学会がこのほど、中国・湖州市であり、日本、中国、韓国の世界農業遺産認定地の関係者が情報交換した。来年8月には、和歌山県のみなべ町と田辺市で開催することが決まった。

 毎年開いている会議で、認定地の取り組みの紹介、研究発表、交流などをしている。世界農業遺産は現在、日本に8、中国に11、韓国に2地域があり、今回は関係者約200人が出席した。

 県内からは、みなべ町の小谷芳正町長、同町と田辺市の担当部長や職員、県職員、和歌山大学教授の計8人が参加した。

 1日目は講演やシンポジウムがあり、和大システム工学部の原祐二准教授は、みなべ・田辺の梅システムの植生調査について紹介するなどした。2日目は湖州市内で世界農業遺産認定を申請中の養蚕や魚の養殖を視察した。

 最後には、来年8月に学会をみなべ町と田辺市で開催することが決まり、小谷町長があいさつした。

 小谷町長は「400年守られた、みなべ・田辺の梅システムの備長炭の原木やミツバチとの共生に加え、美容と健康に梅が良いということを、海外にPRする絶好の機会になる」と話している。