和歌山県紀南地方の市町村や和歌山大学などでつくる「きのくに活性化センター」(中田肇会長)は、県内で都市を離れて地方を目指す「田園回帰」が若い世代で増えていることを調査し、報告書にまとめた。

 調査したのは、同センター事務局長で和大客員教授の鈴木裕範さん。2015年10月から17年4月にかけ、紀南の8市町村(田辺、新宮、みなべ、すさみ、串本、古座川、那智勝浦、北山)と紀北・紀中の5町(高野、かつらぎ、紀美野、有田川、日高川)でした。

 県内への移住は2006年度から16年度までに736世帯1333人あり、特に15、16年度に目立った。31世帯36人に聞き取りした調査によると、年代別では40代の団塊ジュニアが多く、30代、50代と続いた。団塊ジュニアが移住したのは30代の頃で、社会状況から「田園回帰」の流れが生まれた。今後、移住時の年齢はさらに下がるのではないかとみている。

 報告書は「和歌山県をめざす若者たち〜『田園回帰』が語る希望・家族・地域〜」のタイトルで冊子にしている。B5判、94ページ。

 問い合わせは、きのくに活性化センター(0739・26・9670)へ。