和歌山県田辺市龍神村殿原にある古民家をゲストハウスとして活用しようと、カナダのバンクーバーから移り住んできた東京都出身の緒方淳さん(65)と次男の祥二さん(35)が準備を進めている。今月内にはオープンさせたいという。

 緒方さんは1978〜89年、長野県でペンションを経営していた。その後、家族でカナダに住んでいたが、妻が和歌山市出身で、たまたま県内への移住希望者の総合相談窓口「わかやま定住サポートセンター」を通じて龍神村を知り、古民家を買い取り移住を決めた。

 古民家は築約170年。名称は祥二さんの名から1文字取り「ゲストハウス吉祥」とした。約20人が宿泊可能で、個人の他にも合宿や研修などグループでの利用も呼び掛けている。

 自宅前を日高川支流、丹生ノ川の清流が流れ、周囲を山に囲まれた静かな環境がアピールポイントの一つ。蔵や日本庭園もある日本家屋で、元からあったかまどでごはんを炊いたらとてもおしいかったという。

 緒方さんは「龍神は自然が豊かで、住民の方もとても親切。温かく迎え入れてもらい、素晴らしい所。古民家の良さを生かしてアピールしていきたい」、祥二さんは「ここに来て、すぐに大歓迎されてうれしかった。近所で助け合って生活している地方の良さに憧れていた。とても良い所」と話している。

 問い合わせは緒方さん(080・2473・0808)へ。