和歌山県北山村が取り組んでいる「北山川観光筏(いかだ)下り」の乗船客数が23日、累計20万人を達成した。かつて盛んだった木材搬送の技術「筏流し」を観光振興に生かそうと1979年にスタートし、今年で39年目。セレモニーでは山口賢二村長が「長い間続けてこられたことが非常にうれしい」と感謝。8月には20万人達成記念イベントを予定している。

 筏下りは乗船場のある同村下尾井の「オトノリ」から1時間余り、筏に乗って北山川の急流を下る。毎年5〜9月に運航しており、年間約5千〜6千人が乗船。北山村を代表する体験イベントとして人気を博している。

 20万人目の乗船客となったのは、家族3人で訪れた大阪市城東区の会社員、岩田泰典さん(44)。岩田さんは妻・昭子さん(44)、長男・晴太朗君(12)と一緒に、筏下りを目的とした日帰りバスツアーで訪れた。

 乗船を前におくとろ公園観光筏センター内で20万人達成セレモニーがあり、他の乗船客が見守る中、岩田さん家族と山口村長がくす玉を割った。岩田さん家族には記念品として、村特産のかんきつ「ジャバラ」を使った菓子やジュースなどの商品の詰め合わせ、村営の温泉施設ペア宿泊券を贈呈。この日の乗船客全員にもジャバラを使った商品が贈られた。

 20万人達成記念イベントは8月8日午後1時から、おくとろ公園で開く。地域住民による「ふるさと劇団」がご当地ネタを生かした舞台を披露する。「じゃばらバーガー」などの出店も予定している。問い合わせは、北山村政策推進室(0735・49・2331)へ。