和歌山県串本町内の金融機関と町などは、特殊詐欺への注意を喚起し、町の防災関係補助制度について知らせるハガキの町内全約9千戸への発送を始めた。

 新宮市や田辺市で同様の取り組みをしていることから、串本郵便局が5月ごろから、町内の金融機関や町に声掛けを始めた。取り組みに使うハガキを寄贈してくれる協賛事業所なども募り、計31事業所14個人がスポンサーになった。スポンサー名は9月4日まで、町内の郵便局に掲示している。

 今回使うのは暑中・残暑見舞いハガキ「かもめ〜る」。現金1万円や千円分のQUOカードが当たる夏のくじ付きのハガキで、抽選日(9月4日)までは廃棄されることなく各家庭で家族の目に触れる可能性が高いので、周知の持続性が期待できるという。

 ハガキの表側には、振り込め詐欺の可能性がある電話内容や警察相談窓口の電話番号「#9110」を記載している。串本郵便局の池田和則局長は「近年、振り込め詐欺が横行していて、串本町内でも、詐欺の電話がかかってきていると聞くので、本当に注意してほしい。警察はもちろんだが、各金融機関でもアドバイスするので、気軽に相談してほしい」と話している。

 ハガキ裏側には、地震に備えるために町が実施している、住宅耐震診断・改修、耐震ベッド・耐震シェルター、感震ブレーカー、家具転倒防止金具の無料取り付けなど、防災関係の補助制度について案内している。