和歌山県みなべ町西岩代の浜で26日、産卵のために上陸したアカウミガメが川に落ち、調査保護活動をしているみなべウミガメ研究班や学生らが海に返した。

 ほぼ毎朝、浜を歩いて上陸や産卵状況を確認しているという、研究班メンバーで農家の中早大輔さん(35)が、午前6時半ごろ見つけた。

 川は波打ち際から30メートル奥にあり、ウミガメは砂が土手のように高くなった所から川に落ちていたという。時折、川に落ちるウミガメがおり、自力で海に返る場合もあるというが、今回は自力で戻れる様子もなく、満潮時は海とつながるという川も途切れていたため、人の手で助け出した。

 研究班メンバーや地元農家、NPO日本ウミガメ協議会から派遣されて千里の浜(みなべ町山内)で上陸産卵調査をする学生、計5人が、川で泳ぐウミガメをつかまえた。前足にロープが巻き付いていたため、はさみで切って海に返した。