和歌山県みなべ町は本年度、第3次地域福祉計画(2018〜23年度)を策定するに当たり、町民の意識調査をした。日頃の心配や気になることでは「地域の防犯・防災などの安全面」が多かった。地域課題解決のため、町民同士の自主的な支え合い・助け合いが必要だと答えた人は8割を超えた一方、近所付き合いの程度を聞く質問では、10〜30代で「ほとんどつきあいがない」が2割前後と、他の世代に比べて多かった。地域の活動の中心となる人の高齢化や人の確保が課題にもなっている。

 意識調査は、18歳以上の町民700人を無作為抽出し、4月に実施した。回収率は約50%。

 住んでいる地区は暮らしやすいと思うかの問いで「暮らしやすい」35・2%、「どちらかというと暮らしやすい」50・7%で、計85・9%が暮らしやすいと答えた。

 日頃の心配や気になること(複数回答)では「地域の防犯・防災などの安全面」40・3%、「子どもが安心して暮らせる環境」23・6%と続いた。地域課題解決のため、町民同士の自主的な支え合い・助け合いが必要だと思うかは「思う」が86・7%を占めた。どんなことが必要と思うか聞く(複数回答)と、「日頃から住民同士のつながりを持つように心がける」45・2%、「町内会などの地域組織が中心となり、交流活動を進める」36・2%、「地域の人が気軽に集まれる場所をつくる」34・6%などだった。

 近所での付き合いの程度については、「立ち話程度をする人がいる」38・3%、「気軽に相談できる人がいる」29・4%、「あいさつをかわす人がいる」24・8%と続く。年代別では特に10・20代、30代では「ほとんど付き合いがない」がそれぞれ16・4%、21・4%と他の世代より多く、若い世代でのつながりの希薄さが見えた。

 地域活動での問題(複数回答)については「中心となる人が高齢化」44・1%、「活動する人の確保が難しい」36・9%、「町民の関心が低い」27・4%が多かった。

 日々の生活での悩みや不安を聞く(複数回答)と、「地震や火事などの災害のこと」が42・9%と高く、続いて「体調・健康面」33・4%、「老後」30・5%。悩みや不安の主な相談先(複数回答)は「同居家族」63・4%で最も多く、「知人・友人」が41・8%だった。