和歌山県内各市町村の民生委員児童委員協議会(民児協)の会長、副会長を対象にした研修会が25日、田辺市新庄町のビッグ・ユーであった。講演会やパネル討議などがあり、「なり手不足」や「高齢化」など委員が直面する課題を改めて確認したほか、各地区の取り組み事例を聞いて先進的な活動への理解を深めた。

 民生委員児童委員の活動の充実・強化を目的に、県と県民児協が毎年開催している。

 今年は約320人が参加。委員らの活動しやすい環境づくりについて、全国民生委員児童委員連合会の堀江正俊顧問から話を聞いた。パネル討議では3地区の民児協の取り組み例を聞いた。

 取り組み例では和歌山市宮北地区民児協の中嶋滋会長、田辺市民児協の原進一会長、紀美野町民児協の北谷泱副会長が発表。原会長は上秋津地区の活動などを紹介し「少子高齢化が進む中、民生児童委員は小地域ネットワークを充実させることが重要になる」と述べた。

 コーディネーターを務めた県民児協の松下明会長は「地域共生社会の実現を目指す中、民生児童委員がやりがい、喜びを感じながら取り組んでいただいていることがよく伝わってきた」と話した。