世耕弘成経済産業相(54)が30日、和歌山県新宮市で記者会見を開き、地方の過疎対策や経済の活性化策などを語った。

 過疎地で深刻な買い物難民の対策について「テクノロジーを活用したい。ドローン配送での対応がいいのではないか」。高齢者の交通事故が多発していることにも触れ「公共交通の整備は難しい。自動運転により過疎地の高齢者の足が確保できるのではないかと思っている」と語った。

 環太平洋連携協定(TPP)など経済連携協定(EPA)については「TPPは米国がなくてもしっかり進めるというのが政府の方針。世界では自由貿易に対して保護主義の流れがあるが、欧州とは大枠合意までこぎ着けた。自由貿易の旗印は下ろさない」とTPPの推進を強調した。

 和歌山県も誘致するカジノを含む統合型リゾート「IR」については「しっかりとした広さの国際会議場とリゾートを中心とした施設が日本に必要。そこに少し楽しめるカジノがあってもいい。日本では基本法が成立したばかり。法案の作成と平行し、どういう地域につくるのかを考えたい」と語った。