地域課題をビジネスの手法で解決する人材を育成する「たなべ未来創造塾」の第2期が5日、開講した。受講生は農業や飲食業、建築業の20〜40代の経営者ら12人。塾長の真砂充敏田辺市長(和歌山県)は「1期生と連携し、民間から地域を活性化させて」と激励した。

 「塾」は人材育成と異業種連携を目指し、昨年7月に始まった。田辺市と富山大学が共催し、地元の金融機関も協力している。今年2月に修了した1期生11人も「先輩」として運営を支える。

 この日、市内のホテルで開講式があった。「ビジネス創出の可能性」をテーマにした座談会では、真砂市長や講師陣、1期生ら7人が登壇。「困り事の中にビジネスチャンスがある」「同世代の異業種の頑張りが刺激になる」「塾はビジネスをより深く考える機会になる」と助言した。

 1期生で建設業の中村文雄さん(31)は空き家を改修して5月にオープンしたゲストハウスとシェアハウスに、今秋カフェ・バーを開店させる。「地域と企業の課題を洗い出し、それに企業の強みをプラスすることでビジネスになった。人の交流や駅前のにぎわいを生みたい」と述べた。