和歌山県串本町串本の和歌山東漁協荷さばき場2階交流体験室でこのほど、県行政報告会が開かれた。仁坂吉伸知事が県の課題や重点施策などについて説明した。同町での開催は5回目。

 仁坂知事は、人口減少について説明。県内の人口は1982年と83年の約109万人をピークに減少しており、策を講じなければ、2040年に70万人程度、60年には50万人程度になり、高齢者1人を現役世代1人で支える人口形態になってしまうと話した。そこで、高齢者1人を現役世代2人で支える人口形態を達成するため、60年に人口70万人確保を目指すという。そのために、産業政策やインフラ等の条件整備をし、働く場を増やして、暮らしやすさをアピールすることで社会減を抑制。子育て環境を良くして自然減も減らす必要があると話した。

 県では本年度から、10年間の長期総合計画を策定し、目指す将来像を明示。「努力をしないともっと減る。26年に89・4万人を確保したい。簡単な数字ではないが、近いところでとどめたい。自然増を増やし、社会減を少なくしたい」と述べ、子育て支援や女性の活躍、医療・高齢者福祉の充実などに関する施策について説明した。