和歌山県田辺市龍神村で昔から栽培されているサトイモが、固有の品種かどうか確認しようと、地域づくりグループ「みらい龍神」(冨田進代表)や関係者が来年から調査を始める方針を決めた。

 みらい龍神は、地元産のサトイモを原料にした焼酎造りに携わる。原料に使っているサトイモの一つで、地元で「クロヅル」と呼んでいるサトイモが、龍神村固有の品種だと確認されれば、付加価値につながるのではないかと考えた。

 みらい龍神や龍神村商工会、和歌山社会経済研究所などの関係者がこのほど、近畿大学生物工学科・植物育種学研究室の堀端章准教授を招いて畑を見てもらうとともに、今後の取り組みへの助言をもらった。

 堀端准教授は、龍神村でクロヅルとして栽培されているサトイモにもいくつかの系統がある可能性があるとし、まずは、栽培されているものを持ち寄り、同じ畑、同一条件の下で栽培して確認するのがよいのではないかとアドバイス。「違いがあったとしても、良いものを選抜して、皆で栽培していくということもできる」と話した。