串本古座高校の地域包括的支援部(CGS部)が活動の幅を広げている。地域の文化を知る活動としてこのほど、和歌山県串本町串本に残る明治時代の建築物「稲村亭」を見学し、その歴史について話を聞くとともに、草抜きのボランティアをした。町内の子ども園や学童保育所を定期的に訪れ、保育支援や学習補助をする活動も2学期から始めている。

 明治の初めに海岸に流れ着いた大木を座敷の建築資材に用いた建物「稲村亭」には、部員6人が訪問。敷地内の離れに住み、活用法を模索しながら管理している町産業課地域おこし協力隊の博多敏希さん(33)から話を聞いた。

 博多さんは、建物は築142年だが造りが良く、木が湿気を調整するようにきちんと考えられていることなどを説明。建てられた歴史的背景や、当主の神田家の子孫から建物が町に寄付されたこと、博多さんが換気や草抜きをしたりして管理していることを話した。

 同部では、9月からは第1、3金曜にくしもとこども園(串本町串本)で部員6人が保育ボランティアとして保育支援をしている。第2、第4金曜には上野山こども園(同町津荷)が出雲小学校(同町出雲)で実施する学童保育所で、部員8人が教育ボランティアとして学習補助をしている。