今年の和歌山県産水稲の収穫量は昨年より800トン少ない3万3300トンで、統計を取り始めた1947年以降、過去最少を4年連続で更新した。60年代前半までは10万トン前後あったが、3分の1に減少。面積当たりの収穫量は増えており、今年は昨年に続き過去最高となった一方で、作付面積の減少の影響が大きかった。

 統計記録が公表されている58年以降で見ると、62年には最も多い10万1300トンあったが、その後、減少傾向となり、70年代は6万トン前後、80年代は5万トン前後を推移。2001年以降は3万トン台まで減り、03年に過去最少の3万7100トンとなった。その後微増したが、13年から連続して減っている。

 10アール当たりの収穫量は昨年と同じ、過去最高の507キロ。品種改良や栽培技術が進むなどし、生産性が向上。58年の343キロと比べると、1・5倍に増えた。

 一方で、作付面積の減少が大きく進んだ。今年の作付面積は6560ヘクタールで、2万8100ヘクタールあった58、59年の2割程度。面積は毎年のように減少し、70年に2万ヘクタール、91年に1万ヘクタールを切った。2006年以降は12年連続減少し、08年の7730ヘクタールからは10年連続過去最少を更新した。