二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」にあたる7日、和歌山県田辺市天神崎で太陽が変形しながら海に沈む現象が見られた。「だるま夕日」とも呼ばれる現象で、写真愛好者らが幻想的な姿に見入った。

 これは、大気と海水の温度差が大きく、冷え込みの厳しい晴れた日に見られる蜃気楼(しんきろう)のような現象。秋から冬が見えやすい。

 午後4時半すぎ、磯のあちらこちらに写真愛好者の姿があった。西の空が赤く染まる中、太陽が水平線に近づくと、円形の下側が溶け出したような不思議な形になりながら沈んでいった。水平線に船や島などが浮いているように見える「浮島現象」も見られた。

 この日は、白浜町の名勝・千畳敷でもだるま夕日が見られ、多くの外国人観光客らがスマートフォンなどで撮影を楽しんだ。空気が澄んでおり、海の向こうに徳島県の山並みもくっきり見えた。