和歌山県串本町内のダイビングショップでつくる「サンゴを食害する動物駆除実行委員会」(御前洋代表)は、同町の潮岬から和深にかけての海域で続けている食害動物の駆除について、2017年度の結果をまとめた。駆除総数はオニヒトデが1469匹(16年度1058匹)、巻き貝が3429匹(同1649匹)で、いずれも増加した。

 町内のサンゴ食害動物の異常発生は、1998年に巻き貝(主にシロレイシダマシ類)が海中公園海域公園地区で、2002年にオニヒトデが和深沖と「グラスワールド」周辺で確認された。当初の駆除数は巻き貝が約13万匹、オニヒトデが約2万匹だったが、駆除活動の継続で年々減少。13年度以降、それぞれの駆除数は800〜2300匹で維持されている。現在は環境省、水産庁、町の助成を受けて実施している。

 17年度に駆除に参加したダイバー数は、オニヒトデの駆除が13海域で延べ322人(16年度259人)で、1人平均駆除数は4・6匹(同4・1匹)。碗長径20センチ以下の中小型個体の駆除数は全体の58%(16年度64・2%)で、2年連続半数以上を占めた。巻き貝の駆除には12海域で延べ143人(16年度109人)が参加し、1人平均駆除数は24匹(同15・1匹)だった。