2017年度の和歌山県内ミカン産出額は、過去20年間で最高となる335億円で、3年連続全国一になった。県によると、JAグループ和歌山と連携して15年度から始めた「厳選出荷」により、市場に好評価が定着。販売単価が右肩上がりになっているという。産出額は取り組み前の14年度より100億円(4割)以上伸びた。

 県が7日、発表した。産出額は、販売単価から流通に関係する経費を除いた額と、生産量を掛けた額。県内ミカン生産量は04年度以降、日本一が続いているが、販売単価が低く、14年度の産出額が5年ぶりに2位に下がった。そこで県は、市場評価向上を目指し、JAグループと連携。主要選果場に糖度選別が可能な光センサー選果機を導入し、一定基準以上の糖度のものを「厳選みかん」として出荷し始めた。

 4大市場(京浜、京浜衛星、名古屋、京阪神)の17年度平均販売単価は1キロ当たり304円。全国4位で、厳選出荷導入前だった14年度(191円、全国8位)の6割高となり、20年間では初めて300円を超えた。

 生産量は14年連続全国1位の14万4200トン。これにより、14年度231億円だった産出額は、15年度277億円、16年度308億円と増加。17年度も335億円に上昇し、2位静岡県(246億円)、3位愛媛県(235億円)を大きく上回った。