和歌山県上富田町の住民有志でつくる「口熊野かみとんだ山桃会」(樫木美喜恵会長)は、町の魅力を紹介するガイドブックを作った。見どころや体験、食、宿泊などを収録しており、会員らは「保存版として活用し、町内を巡ってもらいたい」とPRする。

 A5判、カラー刷り、18ページで、5千冊作った。町内や近隣の観光案内所や施設、イベント会場などに置くほか、さまざまな団体に活用してもらう。英語版も3月末までに作る。
 作成のきっかけは、町内の宿泊関係者から「町を紹介するパンフレットはないのかと客によく聞かれる」という話を聞いたこと。観光客だけでなく、町内や周辺市町の人たちにも魅力を知ってもらおうと思い立った。県の「地域・ひと・まちづくり補助事業」を活用して取り組んだ。
 山桃会の会員ら8人で編集部を組織し、昨年9月上旬から活動を開始。地元の熊野高校のKumanoサポーターズリーダー部や町国際交流協会の通訳ボランティアら地域住民にも協力してもらった。
 出来上がったガイドブックは、サポーターズリーダー部の高校生が選んだ町内二つのお薦め散策コース▽和洋中の飲食11店舗▽体験メニュー4件▽特産品や土産物▽宿泊9施設のほか、スポーツ合宿の誘致などをする南紀ウエルネスツーリズム協議会―などを紹介する。それぞれの場所が分かるようにした地図もある。町の木「ヤマモモ」も紹介している。
 樫木会長(49)は「高校生ら地域の人と一緒に取り組んだのがよかった。高校生にとっては町の再発見につながり、町に一層関心を持ってもらうきっかけになったのではと思う。会員もいろいろな人から声を聞くことができてよかった」と話す。町のファンが一人でも増えることを期待しており、第2弾も考えたいという。