和歌山県の田辺中心市街地で27日、各商店が店頭で100円商品を販売する「100円商店街」があり、買い物を楽しむ人でにぎわった。連携して駅前商店街では、空き店舗を活用したイベントやマルシェを開催。新型コロナウイルスの影響もあり客足が遠のいていた商店街に「春」が訪れた。
 100円商店街は、市商店街振興組合連合会(市商連)が商店街の活性化を目的に取り組んでいる。今回が20回目。換気の必要のない屋外イベントで、にぎわい回復のきっかけにと50店が参加した。
 100円商品を呼び水に、通常商品をPR、販売するのが目的。通常商品を100円均一にした店のほか、ペット用品店で芋けんぴ、時計店で干物を販売するなどユニークな誘客を展開する店もあった。
 長女(9)と長男(6)を連れていた同市城山台の女性(38)は「商店街を訪れたのは久しぶり。ぶらぶら歩きながら、3店で買い物した。天気もいいし、ゆっくりとお値打ち品を見付けたい」と買い回りを続けていた。
 駅前商店街では、空き店舗に1日限りで臨時出店した店が雑貨や弁当、地元産の鮮魚を販売したり、市街地活性化施設「田辺エンプラス」で総菜やコーヒーを販売するマルシェを開いたりした。
 駅前商店街振興組合の中野真理理事長は「久しぶりに活気が戻りうれしい。安心して買い物できることをPRしたい」と話した。