摂南大学(大阪府寝屋川市)の学生がこのほど、和歌山県すさみ町佐本地域の住民に手紙を送った。過去に訪れた時の思い出をまとめて冊子にしており、卒業生にも協力してもらった。受け取った住民は喜び、再会を楽しみにしている。

 摂南大と町は連携協定を結んでいる。地域活性化に取り組む「ボランティアスタッフズ」の学生は年に数回、町を訪れて住民と交流しているが、新型コロナウイルスの影響で昨年2月以降は来られていない。そんな状況でも「心の距離」は近くに感じてほしいとの思いから、冊子を作ることにした。
 送付先は、これまでに訪ねたことがある約70世帯。現役の学生だけでなく、大学を出て社会人として活躍している人にも協力を呼び掛け、手紙や写真をまとめた。
 4世帯(5人)に手紙を書いた4年生の深江果音さん(21)は「手紙を書きながら、訪れた時のいろんなことを思い出した。すさみを第二のふるさとだと思っていて『必ずまた行きます』と書いた。学生たちが会いたいと思っていることを感じてもらえればいい」と話している。
 冊子を受け取った同町佐本東栗垣内の清水道雄さん(77)は「卒業生を含め5人の手紙だった。こちらがありがとうと言わないといけないのに、感謝の気持ちを書いてくれていた。コロナが落ち着いたら、佐本まで足を伸ばしてほしい」と喜んでいた。