和歌山県田辺市天神崎など紀南地方各地の沿岸で、ハマゴウが群生し、青紫色の花を咲かせている。
 本州―沖縄の海岸の日当たりの良い砂地に分布する、シソ科ハマゴウ属の落葉小低木。丸い果実が海流で運ばれ、オーストラリア、東南アジアなどに広く分布している。7〜9月、枝先に長さ4〜6センチの円錐(えんすい)花序を立てて、小さな花を多数つける。実は蔓荊子(まんけいし)と呼ばれ、鎮痛、解熱などの漢方薬、茎葉は神経痛、肩こりなどを和らげる入浴剤として用いられている。
 名前の由来は、花に芳香があることから「浜香(はまこう)」と呼ばれ、ハマゴウになったなど諸説ある。