和歌山県は13日、県内の「土砂災害警戒区域(土石流)」とその流域にある盛り土838カ所のうち、現時点で施工者や管理者が確認できず、現地点検が必要な箇所が76カ所あったと発表した。10月上旬までを目標に目視点検を実施し、必要があればさらに詳細な調査を実施する。

 静岡県熱海市で7月3日に大規模な土石流災害が発生。盛り土が被害を大きくした可能性があるとされたため、県内にも危険な盛り土がないか総点検している。
 県は、県が指定している「土砂災害警戒区域(土石流)」5505区域とその流域について調べ、盛り土が838カ所あることを8月上旬までに把握。このうち、問題がないと確認できた箇所を除く76カ所について、亀裂や陥没、湧水、浸食、廃棄物混入、届け出内容との相違がないかなどの目視点検をしている。その上で、さらに調べる必要があると判断した場所について、測量やボーリングなどの詳細点検を実施する。
 一方で、「土砂災害警戒区域(土石流)」とその流域以外でも、県のデータや住民からの情報提供などから、4996カ所に盛り土があることを把握した。現地点検すべき箇所は今後、調べていく。
 県は、県民に対し、危険な盛り土などがあれば情報を提供してくれるように呼び掛けている。連絡は、砂防課(073・441・3171)か、廃棄物指導室(073・441・2681)、農林水産総務課(073・441・2865)へ。