和歌山県みなべ町在住と出身の同級生2人が、同町谷口の町生涯学習センターで、イラスト展「空想少女展」を開いている。それぞれが少女を空想で表現した作品計23点が並ぶ。17日まで。

 イラスト展を開いているのは、同町東本庄の土井宏貴さん(26)と同町晩稲出身で大阪市在住の細川万夢さん(25)。
 土井さんは大阪市内のアニメ専門学校に通い、キャラクターデザインを学んだ後、似顔絵も専門家から教わった。全国各地でのイベント会場や保育園、老人ホームなどで似顔絵を描く活動を続け、パソコンを使ってデジタルイラストを描いたり、無料通信アプリLINE(ライン)のアイコンを制作して販売したりもしている。新型コロナウイルスの感染拡大で、イベントが開催されないことが多くなったことから、1年前に古里に戻り、今は家業の農業を手伝っている。
 細川さんは京都市内の芸術大学で空間デザインを学んだ。就職したのは大阪市内の雑貨店だったが、趣味でタブレットを使って花やアニメキャラクターを描き、会員制交流サイト(SNS)で投稿している。とりわけ花を題材にすることが多く、街角で見掛けると写真を撮りため、疲れた時に描き、癒やされているという。
 2人とも古里でイラスト展を開くのは初めて。土井さんが「地元で何かできれば」と思い立ち、中学校で同級生だった細川さんを誘って企画した。
 土井さんの展示作品は16点。デニムジャケットや花、スイーツなどと組み合わせてオリジナルの少女キャラクターを創り上げ、A3とA4サイズでプリントしている。「全作品を好きな淡い青色で統一し、軟らかいタッチでかわいらしい雰囲気に仕上げた」と話す。
 細川さんの作品は7点。好きな鉱物のイメージを少女のキャラクターにして描いた。「黄鉄鉱」「尖晶石」「オーケン石」などがあり、サイズはA3とA4。「鉱物を初めて手にした時、こんなきれいな物が自然に生まれることに感動した。とりわけ、子どもたちに想像を働かせること、いろいろなものに興味を持ってもらうことを伝えられればと思う」と話している。
 2人は今後も古里でイラスト展を開きたいという。