和歌山県田辺市龍神村で20日、林業まつりと村民文化祭を合わせた「翔龍祭」(実行委員会主催)が始まった。林業まつりは20、21日にインターネットによる生配信で林業や村を紹介した。村民文化祭は23日まで龍神市民センター(安井)で住民の作品を展示している。

 新型コロナウイルス感染防止の観点から、昨年に続いて林業まつりは会場を設けずに動画投稿サイト「ユーチューブ」を利用して、オンライン形式で開いた。村民文化祭も舞台発表はなく、作品展示のみとした。
 林業まつりは、翔龍祭実行委員が各界の関係者を臨時スタジオに招いて対談形式で話を聞いて配信した。内容は龍神村の食や温泉、観光、地域おこしなどの他、昔の林業まつりや林業の仕事内容など。2日間で8テーマについて各30分、生映像を流した。
 2日目の最終回は「きこり」が内容。龍神村小又川の林業家、大江英樹さん(41)が、事前に収録した山で木を切っている様子を動画で流して解説。林業で生計を立てていることや、これからの林業などについて多岐にわたって話した。
 村民文化祭は、絵画や書、工芸など603点を展示。マスクの着用を呼び掛けたり受付で検温をしたりして、コロナの感染防止対策を取った。初日から家族連れらが会場を訪れて展示作品を鑑賞した。開場時間は午前9時〜午後5時。
 翔龍祭実行委の眞砂佳明委員長(53)は「配信した内容は、今後編集してテーマごとに改めて動画で流す予定。われわれが知らない昔の話も聞くことができた。見た人が龍神村に来たいと思えるような内容にしたい。文化祭は23日まであるので来場してほしい。来年はコロナ禍が収まって観客を入れて開けるように望んでいる」と話している。