和歌山県は30日、新型コロナウイルス「第6波」(1月4日から)の感染状況をまとめ、発表した。28日発表分までの感染者数は3万6560人で、第5波まで(5304人)の7倍の多さ。県福祉保健部の野尻孝子技監は感染力の強いオミクロン株の流行が大きな要因とし「これまでにない感染爆発があった」と話した。

 第6波の中でも3回の感染拡大の波があった。年始から感染者数が増え始め、2月2日(新規感染者数597人)、年度替わりの4月12日(384人)、大型連休明けの5月11日(328人)にそれぞれのピークを迎えた。若年層から増え、他の世代に拡大、その後重症者数も増える傾向にあったという。現在は若年層を中心に減少傾向にある。
 この間、1月中旬に病床使用率が99・7%となったことから「全員入院」を維持できず、宿泊施設や自宅、高齢者施設での療養を開始した。
 クラスターは1月下旬から2月中旬に特に多く、1月23日の週から4週続けて、1週間当たり20件以上を認定した。その後減少し、直近の5月22日からの週は9件。第6波前半は、成人式後などの飲食によるものが多く、その後、保育園や医療機関などでも発生。1月下旬からは学校関係が増え、高齢者施設関係でも多発した。
■感染率低い傾向 ワクチン3回接種
 県はワクチンの3回接種の効果の調査結果もまとめた。3回接種率(5月15日時点)と感染率(21日時点)を年代別で見ると、60代〜100歳以上の接種率は79・9〜90・5%で、感染率は1・0〜2・5%。一方、10歳未満〜20代は接種率が0〜39・4%で、感染率は7・2〜8・5%。接種率が高い高齢層の感染率が低く、接種率が低い若年層で感染率が高かった。
 野尻技監は「できるだけ、3回接種を推奨したい」とした。一方で、高齢者を中心に、接種からの時間経過とともに感染例が増えているというデータも示し「高齢者については3回接種からの効果が弱まってきているので、4回接種に期待したい」とした。