和歌山県田辺市龍神村安井、南部高校龍神分校の硬式野球部は、7月12日に開幕する全国高校野球選手権和歌山大会に向けて、練習にヨガを取り入れた。けがの予防や、心と体の状態を知るなどの効果が期待されるといい、チーム力の向上を図っている。
 すさみ町のヨガインストラクター、作野早未さん(38)が講師を務める。林達也監督(34)がスポーツメンタルトレーナーの資格も持つ作野さんに依頼した。大会までに全6回の講座があり、1〜3年生の選手15人とマネジャーらが取り組んでいる。
 9日は龍神村柳瀬の龍神ドームで3回目の講座があった。部員らはさまざまなポーズで関節を伸ばしたり、曲げたりして柔軟性の向上に努めたほか、呼吸を整えて気持ちを落ち着かせた。瞑想(めいそう)を通じて、大会で自分がどのように活躍するかをイメージするトレーニングもしているという。
 林監督は「ヨガは野球の動きに通じるものがある。部員が少ない中、大会前は多くの練習試合をこなしているので、けがの予防や癒やしにもつながる」と期待する。
 作野さんは「最初は周りを気にしていた子も、だんだん自分に意識が向いてきた。自分たちを信じ、落ち着いて大会に挑んでほしい。これから社会に出てしんどいことがあっても、ヨガがお守りみたいになれば」と、選手たちにエールを送った。