和歌山県串本町江田の国道42号沿いで群生するヒオウギ(桧扇)がオレンジ色の花を咲かせ、ドライバーらを楽しませている。
 本州―沖縄の山野の草地などに分布するアヤメ科アヤメ属の多年草。高さは1メートル以上になる。6〜9月に赤い斑点が入った直径約5センチの花を咲かせる。
 剣状の葉が扇のような形になることが名前の由来。京都では祇園祭に欠かせない花で、軒先などに飾られている。秋につける黒い種子は「射干玉(ぬばたま)」と呼ばれ、和歌では「黒」や「夜」に掛かる枕詞(まくらことば)になっている。