和歌山県すさみ町江住の「道の駅すさみ」が周参見駅に出張して、JR西日本の観光列車「ウエスト エクスプレス銀河」利用者に地元の特産品を販売する。「道の駅」には地域交流の拠点としての役割がある。「鉄道の駅」との異色コンビでおもてなしする。

 道の駅に近接したホテルを展開する積水ハウスと世界的なホテルチェーン「マリオットインターナショナル」が、地元企業などと協力して地域活性化に取り組む事業の一環。「道の駅すさみ」とJR西、すさみ町、IT関連企業「ウフル」(東京都)が連携している。
 周参見駅で販売するのは、レタス栽培発祥の地ならではの独自商品「レタスの美味たれ」や名物「イノブタジャーキー」、地元工場で少量ずつ削った鮮度の高い「カツオ削り節」、「伊勢エビせんべい」。「道の駅すさみ」は「すさみの魅力を知ってもらうきっかけになればうれしい」と期待している。
 商品は「銀河」の乗車1週間前から、乗車日の午前11時まで「ウフル」が開発したネット注文システム「売り子ール」で予約できる。
 銀河の紀南コース(京都―新宮)は3日夜に運行を開始。来年3月8日まで1週間に2往復する。周参見駅で停車するのは京都行きで午後0時45分着、2時発。周参見駅ではスポーツバイクに電動アシスト機能が付いた「eバイク」の貸し出しや銀河オリジナルコーヒーの販売などもある。

■サイクルトレインとも
 「道の駅すさみ」は、自転車を解体せずに持ち込めるJR西のサービス「きのくに線サイクルトレイン」とも連携している。
 サイクルトレイン利用者に「道の駅」隣のホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット和歌山すさみ」併設の浴場「望海(のぞみ)の湯」の割引券を配布し、サイクリング客の誘致を図る。
 「道の駅すさみ」は「紀南でサイクリング客が増えている。今回のサービスで、すさみに来る楽しみが増えればいい」と話している。