10月1日現在の和歌山県人口(推計)は90万3172人(男42万5646人、女47万7526人)で、27年連続で減少したことが県の調べで分かった。調査を開始した1967年以来、年間の減少数が初めて1万人を超えた。出生数は過去最少、死亡数は過去最多となり、自然減が拡大している。
 95年の人口は108万435人だったが、翌年から毎年減少し、2011年に100万人を下回った。その後も減少幅は拡大傾向にあり、22年の対前年の減少数は、21年の9061人(0・98%)を大きく上回る1万351人(1・13%)となった。
 自然減は8712人で、減少数の8割以上を占める。自然減は加速傾向にあり、対前年では、過去最も減少した21年の7190人より1522人多く減少した。出生数は5226人で過去最少。死亡数は1万3938人で過去最多だった。
 一方、社会増減も1639人減で27年連続の減少。5千人を超えた年もあったが、ここ6年は千人台を推移している。転入数は13年以降では最も多い1万3859人だったが、転出数も前年より増加し、1万5498人となった。
■みなべ、23年ぶり社会増
 人口が増加した市町は岩出市165人(0・30%)、上富田町25人(0・16%)、日高町20人(0・26%)。他の27市町村は減少した。最も減ったのは和歌山市(2942人)で、次いで田辺市(1114人)、橋本市(783人)などだった。
 自然増減をみると、全30市町村で減少。減少数は和歌山市(2738人)、田辺市(719人)、紀の川市(577人)などで多かった。
 社会増減は22市町村で減少したが、岩出市(262人)、白浜町(104人)、日高町(59人)など8市町で増加した。
 印南町以南では5町で増えた。県によると、町の子育て施策拡充や、宿泊施設の従業員雇用などが影響したという。特に、みなべ町は合併前を含め1999年(当時は南部町と南部川村)以来23年ぶり、すさみ町は2001年以来21年ぶりの増加となった。
 一方、最も減少したのは田辺市(395人)で、有田市(244人)、橋本市(223人)と続いた。