和歌山県上富田町下鮎川の「フジバカマ園」で山形市から飛来してきたと確認されたアサギマダラが、今度は鹿児島県の離島、喜界島で再確認された。上富田町から約800キロ、山形市からは約1460キロを旅したことになる。
 アサギマダラは、羽の模様が鮮やかな大型のチョウ。長距離を移動する「旅するチョウ」として知られ、秋から冬に日本列島を南下する。本州から南西諸島を経て、台湾付近まで南下した記録もある。
 山形市から上富田町、喜界島へと渡ったアサギマダラの羽には「山ZAO」のマーキングがある。アサギマダラの情報を交換する交流サイト(SNS)によると、山形市蔵王温泉ユートピアリフトで8月19日にマーキングした個体で、10月22日に上富田町で、同31日に喜界島で確認された。
 上富田町でこのアサギマダラを確認した田辺市中万呂の公務員、赤嶋崇さんは「9日間で800キロも移動していたことに驚いた。家族で日本地図を見ながらチョウの旅を話題にしている」と話す。チョウが好きな小学3年生の長男杏亮君は「海外まで飛んでいくのでは」と期待しているという。