和歌山県田辺市稲成町に1号店がある農産物直売所「産直市場よってって」の開業20周年記念式典が24日、和歌山市のホテルであった。直売所を運営する「プラス」(田辺市)の野田正史社長は「20周年は通過点」とし、業界を強化することで、農業に貢献していくと決意を述べた。
 同社は2002年に田辺市稲成町に1号店を開店。以来、店舗数を増やし、県内15店舗、大阪府内9店舗、奈良県内に5店舗の29店舗となった。さらに来年1月に同県内に1店舗を設置予定という。
 野田社長はあいさつで、会社の歴史を紹介し、生産者や関係者に謝辞を述べた上で「20周年はまだまだ通過点。今後も社会の変化を乗り越えて、10年後には直売所を通じた農産物の流通を日本全体で2倍、3倍に増やしたい。それにより、日本の農業に貢献していくことを目指していく」と話した。
 この後、特に高品質な農産物や加工品を出荷している人らに贈られる「生産者表彰」があった。9千人以上の登録生産者から、果物部門大賞に坂本律代さん(田辺市)、花卉(かき)部門大賞に志波俊和さん(同)、加工部門大賞に中山博允さん(同)、鮮魚部門大賞にもとや魚店(みなべ町)、20周年特別賞に藤川由美さん(田辺市)と中村博士さん(みなべ町)ら、紀南の生産者も多く表彰された。