和歌山県串本町と同町須江の航空自衛隊串本分屯基地は25日、紀伊大島で火災や土砂崩れなど災害が発生した際、相互に連携、協力して住民の安全を確保する協定を結んだ。
 田嶋勝正町長と中川貴裕司令が同町串本の町役場町長室で協定書に署名、押印した。協定書の有効期間は3年で、その後は3年ごとに見直し、継続していくとしている。
 串本分屯基地に所属する隊員は約150人で消防車両、ブルドーザー、給水車などを所有している。島内には大島、樫野、須江の3消防団があり、ポンプ自動車などを所有している。分屯基地は島内で災害が発生した際、自主的に出動し、対応することになっていて、基地内で火災などが発生した際は、町が消防用水などを提供する。
 町内でも大きな被害があった2017年10月の台風21号を受け、町と串本分屯基地が協定を結ぶことにについて協議していたという。
 田嶋町長は「近年の災害は想定外のものが多い中、今回の協定は町にとって大変心強い。自衛隊と力を合わせて町民の安全を守っていきたい」、中川司令は「町と緊密に連携することで、円滑で効果的な派遣活動ができると思っている。いち早く火災や土砂崩れなどの現場に駆け付け、住民の救出活動などに当たりたい」と話した。