第5回徳川御三家付家老サミット(実行委員会主催)が23日に和歌山県田辺市で開催される。御三家の付家老の城下町という共通の歴史を持つ5市が集まり、まちづくりや防災対策で交流する。安藤家の田辺入城400年を記念して6年ぶりの開催となる。
 徳川家康は幕藩体制を盤石にするため、第9子義直、第10子頼宣、第11子頼房をそれぞれ尾張、紀伊、水戸に封じ、後に御三家と呼ばれる藩を創設。幼い藩主を指導養育し、藩政を支えるため、自らの側近5人を付家老として配置した。尾張の成瀬家と竹腰家、紀伊の安藤家と水野家、水戸の中山家である。
 5家は明治元年の1868年に維新政府から田辺藩(安藤家)、新宮藩(水野家)、犬山藩(成瀬家)、今尾藩(竹腰家)、松岡藩(中山家)として独立が認められ、現在の田辺市、新宮市、愛知県犬山市、岐阜県海津市、茨城県高萩市につながっている。
 5市は「大規模災害時における相互応援に関する協定書」の締結を始まりに、歴史や文化を生かしたまちづくりを進めながら、相互交流している。
 サミットは第1回を2009年に高萩市で開き、以降10年に犬山市、12年に新宮市と田辺市、13年に海津市で開催。開催地を一巡した後は、節目の年に開催することを申し合わせていた。

■講演会と公開討論会
 第5回サミットは23日午後1時〜4時半、田辺市文里2丁目のハナヨアリーナである。入場は無料。
 第1部は付家老研究の著書がある歴史学博士の小山誉城さん(和歌山市)が「安藤直次と徳川頼宣〜安藤家田辺入城から400年」の演題で講演する。
 第2部は「災害と地方自治」をテーマに、各市の市長や副市長が意見を交わす。進行は和歌山大学地域活性化総合センターの西川一弘准教授。
 会場では5市の特産品の販売や観光パンフレットの配布もしている。
 問い合わせは、実行委事務局の田辺市教育委員会文化振興課(0739・26・9943)へ。