和歌山県田辺・西牟婁地方の中学生サッカークラブチーム「カナリーニョFCリオ」が、U―15(15歳以下)の県1部リーグで優勝、昇格決定戦も制し、初めて関西サンライズリーグ(2部)への昇格を決めた。近畿にある約千チームの中で最高峰のサンライズリーグで戦えるのは22チームだけ。地元の関係者らは「まちクラブ」の快挙を喜んでいる。
 カナリーニョFCリオは2011年に創設。年間を通じて県内の15歳以下のチームと戦う「高円宮杯U―15県リーグ」では、13年に1部昇格を決めた。現在の選手数は田辺・西牟婁や日高・御坊を中心とした1〜3年生57人。近畿の中学生クラブチームの中では少ない方という。
 今年は10チームで戦った県1部リーグで15勝1敗2分。優勝は16年以来、2回目。
 カナリーニョは県1部リーグで年間1、2位のチームに出場権がある関西サンライズリーグの昇格決定戦へ進んだ。その結果、FC湖東(滋賀県2位)に3―0、高槻ジーグ(大阪府2位)に1―0で勝ち、初めて昇格を決めた。来年はJリーグ下部チームなど強豪がひしめく関西サンライズリーグ2部(10チーム)で戦う。
 カナリーニョの中学3年生は、後輩に置き土産を残して卒団する。主将を務めた小川壱紗君(日高中学校3年)は「全員で勝ち取った昇格。親や監督、コーチに感謝したい。1、2年生にはチャレンジする気持ちを忘れないでほしい」と話している。
 カナリーニョFCリオの渡辺慎二監督(40)の話 チーム設立当初は雲の上の存在と思っていた関西サンライズリーグの大舞台に立てるのは、先輩たちからの積み上げがとても大きい。今までチームに関わってくれた全ての方たちに感謝したい。