和歌山県は29日、年末年始(昨年12月30日〜1月3日)に県内主要観光地(7カ所)を訪れた観光客は143万6千人で、調査開始の1991年度以来、初めて140万人を超えたと発表した。最多だった2018年度を4万2千人上回った。県は、好天だったことや、南紀白浜―東京便の機材大型化、世界遺産登録15周年などが影響したとしている。
 近年では16年度の131万6千人から右肩上がりに増加。本年度は、18年度の139万4千人より3%増えた。
 特に日帰り客が伸びた。過去最多だった18年度の129万人を4万1千人(3・2%)上回り、133万2千人となった。宿泊客も18年度より千人多い10万5千人だった。
 紀南のうち、18年度比で増加率が最も高かったのは、田辺市本宮町。総数は49万8千人で、過去最多だった18年度より、5・9%増えた。日帰り客数も過去最多だった18年度を上回った。県は世界遺産登録15周年による記念キャンペーンなどで認知度が上がったためとみている。
 白浜町は8万2千人で18年度より4・5%増えた。特に、宿泊客が大きく伸び、5・3%増の6万8千人となった。飛行機の大型化により、期間中の南紀白浜着便の搭乗者数は18年度比で45・6%増となったという。
 田辺市龍神村は1万5千人で2・8%増。期間中、高野龍神スカイラインに降雪がなく、温泉客らが増えた。
 一方、那智勝浦町は15万6千人で4・6%減。特に宿泊施設の改装工事の影響で、宿泊客が27・4%減り8500人となった。串本町は4万人で18年度より1%減った。
 高野町は2万1千人で、13・6%の大幅増となった。和歌山市も62万4千人と2・6%増えた。