大規模災害に備えた和歌山県警と海上保安庁の合同訓練が5日、串本町などであった。約90人が参加し、有事に備えた。
 大雨などの影響で、県南部を中心とした沿岸道路が寸断するなどの甚大な被害が発生したと想定。新宮署員が新宮港から、田辺署員と白浜署員が田辺市文里港から、それぞれ海保の巡視船艇に乗り込み、串本港まで移動。航行中には航空自衛隊串本分屯基地や沿岸自治体との間で通信訓練をした。
 串本港に着岸した署員は、被災現場を想定した串本署代替指揮所まで徒歩で移動。倒壊家屋の中に重傷者2人が閉じ込められていると想定し、串本署員と協力しながらエンジンカッターなどを使って救出した。
 串本署の藤田和也警備課長(54)は「万一に備え、あらゆる場面を想定して訓練をする必要がある。串本は大災害で道路が寸断して応援をもらわないといけないことが想定される。普段から各関係機関と連携し、顔の見える関係を構築して県民の期待に応えたい」と話した。