父の日(15日)にちなんで、和歌山県すさみ町江住の町立エビとカニの水族館は、雄が出産する不思議な魚タツノオトシゴを特別展示している。期間は22日まで。平井厚志館長は「容姿も特徴的なので、この機会にじっくり観察して」と来場を呼びかけている。
 展示水槽(横90センチ、縦と奥行き45センチ)は同館に入ってすぐの所に設置されている。その中でオーストラリアなどに生息するポットベリーシーホースの雄2匹と雌6匹が障害物につかまりながらゆらゆらしている。展示している個体は全長15センチほどだが、成長すると30センチを超える大型種。
 タツノオトシゴの雄には育児囊(のう)という袋状の器官がある。雌がその袋に産卵し、雄が稚魚になるまで育て、親そっくりの稚魚を出産する。